ヨガレッスン中の熱中症・脱水症予防とマスク着用について

7月に入って本格的な夏に突入し、30度を超える日が連日続いています。夏の空やセミの鳴き声で、季節を感じられる一方、ヨガレッスン中の熱中症についても十分な配慮が必要な時期となりました。

今回のニュースでは、スタジオ内でお願いしたい「ヨガレッスン中の熱中症・脱水症予防とマスク着用」について会員の皆様にご案内致します。

熱中症・脱水症予防とマスク着用について

現在、スタジオ会員規約の「感染症関連規定」では、スタジオ内でのマスク着用をお願いしており、ご来店条件として定めております。

しかしながら、気温や湿度が高い中で運動時にマスクを着用することは、マスクを着けない時と比べて、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が異常に上昇するなど、身体への負担が大きくなり、熱中症や体調不良へのリスクが高まると言われています。また、今般の「マスク慣れ」により、気が付かないうちに脱水状態になってしまう可能性もあります。

これらの症状等は、命にも関わる危険な状態にも成りうる可能性があり、マスク着用時の酸素不足から血中酸素の低下が発生し、免疫力も下がってしまう恐れがあります。

講師側からも、マスク着用時は、参加者の顔色や表情を読み取れないため、心身の状態を把握することが難しく、リスク管理ができない状態に繋がってしまいます。

スタジオの基本的な方針と致しましてはマスク着用をお願いしておりますが、ヨガレッスン中、特に汗をある程度かくような動きの時は、熱中症や体調不良等を防ぐために、マスクを外してヨガを行うことを推奨しており、厚生労働省からも熱中症とマスクの着用についての注意パンフレットが公式に発行されています(下記参照)

ヨガレッスン中は、十分な距離を確保し、会話を行わないような状況であれば、レッスン中のマスク着用は任意としておりますが、マスクを着用して行う場合は、いつも以上にご自身の体調に注意を払いながら、ヨガレッスンを受講して頂くように、お願い申し上げます。

ヨガレッスン受講時の、マスク着用、非着用時にお守り頂きたいことを以下にまとめておりますので、ぜひご確認をお願い申し上げます。

1. マスクを外してヨガレッスンを受講する時の注意
熱中症や脱水状態等のリスクを避ける目的で、下記表の「1. マスクを外してヨガレッスンを行う時のお願い」をお守り頂く事を前提に、ヨガレッスン中の時間に限っては、マスクを外して頂くことを推奨しております。

1. マスクを外してヨガレッスンを行う時のお願い

1 マスクを外した時は、不要な会話をしないようにご協力ください。
(体調が悪いなどの緊急時を除いて)
2 会話をする時はマスクを着用してください。
3 レッスン前後はマスクを着用してください。
4 レッスン中以外、店舗内では基本的にマスクを着用してください。

2. マスクを外さないでヨガレッスンを受講する時の注意
個々の事情によっては、マスクを外さないでヨガレッスンを行いたい場合もあると思います。その場合には以下の「2. マスクを外さないでヨガレッスンを行う時の注意」の内容に十分配慮して、ご自身の判断において行ってください。

2. マスクを外さないでヨガレッスンを行う時の注意

1 マスク非着時よりも熱中症や脱水症状等のリスクが高まることを意識する。
2 のどの渇きに関わらず水分補給をこまめに行う。
3 周りの流れに合わせようと無理をしない。流れについていかなくてもOK。
4 心身へ常に意識を向け、少しでも不調を感じた場合は動きを停止し休息をとる。
5 呼吸が荒くなってきたら、マスクから鼻をだしたり、マスクを外し呼吸を整える。
6 従来のレッスンの4割程度の動きに留める。

ヨガレッスンに参加される皆様には、上記条件の元で、快適にヨガレッスンを受講して頂ければ幸いです。

スタジオでも、熱中症及び脱水症予防と感染症予防を両立しながら、できるだけ会員の皆様にご負担にならないように努めて参ります。
様々な制約があり、大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。